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1年生の今月の本


ぼくのいえにけがはえて タイトル ぼくのいえにけがはえて
著者 川北 亮司(作) 石井 聖岳(絵)
出版社 Bくもん出版
 

 じゃららら じゃららん しゅしゅるる るるるん・・・・・・ぼくは、ふしぎなおとで、めがさめました。やねのうえをみると、なんと、たくさんのけが、かぜにゆれています。ぼくは、いそいでとこやさんにはしりました。
「ぼくのいえに、けがはえたんです。すぐきてください!」
 ところが、とこやさんは、ぜんぜんおどろきません。そして・・・・・・、とこやさんは、しょうぼうしゃをよんで、しょうぼうしになりました。つぎに、たのしそうにかみをきりながら、ダンサーに。そのあとも、すもうのぎょうじさん、こうじげんばのかんとくさん、サーカスのぞうつかい・・・・・・とこやさんは、いろいろなすがたにへんしんしながら、いえのさんぱつをしていきます。さあ、ぼくのいえは、いったいどんなかみがたになるのでしょう?

●家に髪の毛が生えてくるという、びっくりするような設定のお話ですが、読んでいるうちにどんどんイメージが膨らんでいきます。家を人の顔に見立てた絵も面白く、普通は毛なんて生えない家も、ヘアスタイルを整えてもらってなんだか嬉しそう。床屋のおじいさんもユーモラスで、親子で楽しく読める作品です。

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