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1年生の今月の本


なあ〜む〜 うらめしや タイトル なあ〜む〜 うらめしや
著者 戸田 和代(作) とよた かずひこ(絵)
出版社 岩崎書店
 

 おばけがっこうの こくごの きょうかしょは じがすくないから よむのはらくちん。ぺーじを めくるたびに いろいろな おばけが 「うらめしや〜」とか「おばけだぞ〜」とか「い〜ひっひ〜」とかいってでてくる。おばけのこたちが しんけんなかおで よんでいると、だんだん ほんのなかの おばけも こわいかおに なってくるからふしぎ。それをみた おばけのこたちは あわてて ちいさなこえになる。おばけは おばけでも、まだまだ こわがりなんだ。

 あるひ、ひゅーこせんせいは ぞぞぞぐみを つれて しんみりやまにいった。
「きょうは、木の おばけになる れんしゅうよ」
 ぞぞぞぐみの ばけぐー、ばけちょき、ばけぱーも おおはりきり。けれど、おばけのこたちが ばけた木は、みんな ほんとの木より ちいさくて ひょろろんとしている。ひゅーこせんせいは、
「じょうず じょうず!」
ってほめてくれたけど、ばけぐーはつまらない。
「ちぇっ ちぇっ どうせなら ひゅーこせんせいみたいに 大きな 木の おばけに なりたかったのに」
 ばけちょき、ばけぱーもぶつぶつ。そこで、3人は みんなより 大きな木に ばけようと、「いいこと」を思いついて・・・。

●おばけがっこうの ぞぞぞぐみの ばけぐー、ばけちょき、ばけぱーはなかよしこよし。まだまだこわい声を出すのも、化けるのも上手ではありません。さて、しんみりやまにやってきた3にんは、ふと思いついた「いいこと」からあるところへ迷い込んでしまいます。かわいらしい“半人前”おばけに親しみのわくお話です。

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