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1年生の今月の本


うそつきテンボ タイトル うそつきテンボ
著者 寺村 輝夫
出版社 金の星社
 

 ぞうのテンボは、うそつきでいたずらが大好き。しまうまのしっぽを木にむすぶつけて、
「あ、ライオンがきた!」
とおどかしたりするのです。

  動物たちはおこりました。でも、テンボのするどいきばでつきさされてはかないません。力の強いはなでたたかれたらふっとんでしまいます。だからぞうのテンボが来ると、みんなかくれてしまうのです。そんなわけで、テンボには友だちがありません。テンボはとてもさみしいのです。

  ある日、テンボはだちょうの親子に会いました。テンボはだちょうに近づいていきました。
「おい。ぼくと遊ぼう」
 すると、かあさんだちょうがはねを広げて、
「だめだめ。テンボと遊んだら、ふみころされるわ」
 だちょうの親子は、とっとこ逃げていきました。

  テンボは考えました。
「そうだ。ぼくがたまごからかえして、ぼくをこわがらない赤ちゃんを育てればいいんだ」

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