トップページ > 読書案内 >
1年生の今月の本 > 1年生におすすめの本
> たまごさんがころんだ
タイトル | たまごさんがころんだ | |
---|---|---|
著者 | 戸田 和代(作)西巻 かな(絵) | |
出版社 | 佼成出版社 | |
|
||
まよなかの れいぞうこで、「いやだよー」と、ないているのは、たまごたち。だって、「ここのおかあさんは料理がへただ」とか、「たまご料理は、目玉焼きだけで、いつも まーっ黒こげなんだって」と聞かされたからです。 「あーあ、おいしい たまごかけごはんに なりたかったな」「あまーいプリンになりたかったのに」……たまごたちは、なみだがとまりません。 さて、つぎの朝。おきてきた おかあさんは、ねぼけまなこで、れいぞうこをあけました。たまごをぜーんぶ目玉焼きにしてしまうようです。おかあさんは たまごをテーブルにおくと、子どもをおこしにいきました。「よし、にげるなら今だ!」「ころがってにげましょう!」たまごたちは、にげる気まんまん。でも、えいっ! はあっ! うーんぬっ! と、どんなに気合を入れても、たまごたちは、うんともすんともうごきません。 すると、上のほうから声がしました。「よう、たまごたち。さっきから聞いていたが、おまえたちは、ここから にげだしたいようだな」声のぬしは、たなの上の おんぼろだるまさんでした。だるまさんは、たまごたちが ここから にげだすゆうきがあるのなら、自由に うごけるようになる おまじないをおしえてくれるというのです。 ●だるまさんが教えてくれたのは、『○○○○○○がころんだ』というおまじないです。あれ…? このおまじない、どこかで聞いたことがあるような気がしますね。おまじないの力で逃げ出したたまごたちは、願いどおりのおいしいたまご料理になることができるのでしょうか。たまごたちの小さな旅がはじまります。 |