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タイトル | 一さつのおくりもの | |
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著者 | 森山 京(作)鴨下 潤(絵) | |
出版社 | 講談社 | |
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『かいがらのおくりもの』は、クマタのお気にいりのえほんです。もうなんべんとなくよんでいるので、文はぜんぶおぼえています。『かいがらのおくりもの』は、キツネの子が、リスの子に、じぶんがいちばんすきなかいがらをプレゼントする、というおはなしです。(キツネくんえらいなぁ。ぼくだったらぜったいにできないよ。)とクマタはこのえほんをよむたびに、おもうのでした。 それからいく日かして、三日三ばんのあいだ、大雨がふりつづきました。山のむこうの、ふかみどり村では、川の水があふれだし、村のあちこちが水びたしになってしまいました。クマタはこまっているふかみどり村の子たちに、ノートやえんぴつをおくることにしました。すると、クマタのともだちのモンジが、「ぼくたちの本もおくろう。」といいだし、大すきなマンガを一さつもってきました。ほかのともだちも、つぎつぎとじぶんの本をもってきます。クマタもじぶんのえほんのなかから、一さつえらぶことにしますが……。 ●お気に入りの絵本『かいがらのおくりもの』のキツネの子のように、クマタも一番大切なものを手放すかどうか選ばなければならない状況になりました。「ぼくだったらぜったいにできないよ」と思っていたクマタはどのような決断をするのでしょうか。 |