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1年生の今月の本


さいこうのスパイス タイトル さいこうのスパイス
著者 亀岡 亜希子(作)
出版社 PHP研究所
 

 カナノリーモ・カフェは森のどうぶつたちにひょうばんのカフェです。シェフのオオカミは世界中でりょうりをべんきょうしてきたので、うでまえはピカイチ。さいこうにおいしいりょうりを作るので、食べたどうぶつはだれだってえがおになります。
 そんなカフェに、一ぴきのリスがやってきました。パリッとしたこぎれいなスーツをきたそのリスは、カウンター席にちょこんとすわり、はこばれてきたタンポポサラダを食べると、「おっ、おいしゅうございます!」とさけびました。そのあとのキノコのパスタにそら豆スープ、木いちごのパイもあまりにおいしくて、顔をほころばせました。
 ランチの時間がおわって、どうぶつたちがまんぞくそうにえがおでかえっていったあと、そのリスはシェフのオオカミにまじめな顔をしていいました。「オオカミさん。今日はあなたにおねがいがあってまいりました。リスのぼっちゃんのお食事を、ぜひ、シェフに作っていただきたいのでございます。」リスのぼっちゃんはなにを食べても「まずい」というので、こまっているというのです。

●自信満々だったオオカミですが、やはり、リスのぼっちゃんに料理を「まずい」と言われ、シェフとしてのプライドがガラガラと崩れ落ちてしまいます。それからというもの、ぼっちゃんに「おいしい」と言わせる料理を試行錯誤する毎日が始まりました。ありとあらゆる食材を探しまわって、オオカミが最後に見つけたスパイスとは何だったのでしょうか?

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