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> ちびっこやゆよ
タイトル | ちびっこやゆよ | |
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著者 | 宮下 すずか(作)市居 みか(訳) | |
出版社 | くもん出版 | |
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明日から三月なのに、ぴゅうぴゅうとつめたい北風がふいています。春がくるのがまちどおしいまいにちですが、こまったことに、いま、つたえあいましょうがっこうでは、かぜがはやっています。かばのユマくんは、きょうもじゅぎょうがおわってから、としょかんで本をさがしていました。すると、ちょうどそのときです。「はっ、はっ、はっくしょん!」それはそれは、大きなくしゃみ。ユマくんのくしゃみは、あたりになりひびき、風のようになって、目の前の本のせなかにふきかかりました。 ●もしも世界から「ちびっこ やゆよ」が消えてしまったら、ねずみの鳴き方は「ちゅうちゅう」でなくて「ちうちう」になるし、ユマくんのすきな「しゅわしゅわ」のソーダは「しわしわ」になってしまいます。「ちびっこ やゆよ」はさびしがりやだから、いつもある決まった文字にいつもくっついているのだそう。それを手がかりにしてみんなは学校中を探すことにしました。 |