トップページ > 読書案内 >  1年生の今月の本 > 1年生におすすめの本
 > けんかのきもち

1年生の今月の本


けんかのきもち タイトル けんかのきもち
著者 柴田 愛子(作)伊藤 秀男(絵)
出版社 ポプラ社
 

「たい」の一番の友達は「こうた」。ある日、ふたりは けんかになった。すっごい けんかになったのだ。
 たいは こうたに けりいれた。パンチして、つかんだ。とびかかった。でも、こうたはびくともしない。たいより つよいけり いれて、パンチして、とびかかって、たいをたおした。
「もういやだ」と たいが いうと、
「おわりにする!」
そういって、こうたは たいのかたを どついた。
 たいは、しりもちついて ないた。くやしくて、なきながら はしってかえった。それから、おかあさんに くっついて もっとないた。
だけど、ないてもないても なきたいきもちが なくならない。
(なんでだよ、なんでだよ、なんでだよ!)
たいの めから なみだが ボロボロ こぼれて おちる。
なんでだよ… けんかの きもちは まだ おわってない!!

●仲良しだからこそ、けんかになってしまうことってありますよね。遠慮なんかせず、体ごと思い切り相手にぶつかっていくけんかは、真っ直ぐで清々しさにあふれています。男の子も女の子も共感できる、「けんかっていいな!」と思えるお話です。ダイナミックな絵にもご注目ください。

Page Top