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1年生の今月の本


バルバルさん タイトル バルバルさん
著者 乾 栄里子(作) 西村 敏雄(絵)
出版社 福音館書店
 

 まちのはずれに、あおいやねの小さなみせがあります。バルバルさんのとこやです。かみをきったり、シャンプーをしたり、ひげをそったり、バルバルさんは、まいにちたのしくはたらいています。
 あるあさ、バルバルさんが、いつものように かいてんじゅんびをしていると、カランカランとドアがあいて、おきゃくさんが入ってきました。バルバルさんが、「いらっしゃいませ」と言いながらそちらを見ると・・・、なんとライオンが立っています。バルバルさんは、とてもびっくりしましたが、「ど、どうぞ、こちらへ」と、イスへあんないしました。
「きょうは、いかがいたしましょう」バルバルさんは、ライオンのくびに、きれをまきながら ききました。
「たてがみが、すっかりからまってしまって、こまっているんだ」ライオンは、あたまをかきかき、言いました。
「では、すこしみじかくしましょうか」バルバルさんは、ていねいにきりはじめました。チョキチョキチョキチョキ、チョキチョキチョキチョキ・・・・・・。

●いつもは人間しか来ない(?)バルバルさんの床屋ですが、今日はなぜか、動物のお客さん達が立て続けにやってきます。びっくりしながらも、楽しく優しくカットやシャンプーをするバルバルさんと、色々な動物達のユーモラスなやり取りがテンポ良く進んでいきます。インパクトのある絵で描かれた動物達の変身ぶりも面白いですね。

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