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1年生の今月の本


ゆかいなことば つたえあいましょうがっこう てんのないにっき タイトル ゆかいなことば つたえあいましょうがっこう てんのないにっき
著者 宮下 すずか(作) 市居 みか(絵) 
出版社 くもん出版
 

つたえあいましょうがっこう 一ねん一くみのツナくんは、ちょっぴりあわてんぼうの たぬきです。
きょうも、いそいで しゅくだいのにっきを 書きました。
つぎのひ、やすみじかんがおわり、三じかんめのチャイムが なったときのことです。「たいへんだ、たいへんだ!」ろうかを ぴょんぴょんはしって、きょうしつに とびこんできたのは、カンガルーのユフちゃんです。「いまね、しょくいんしつで きいたんだけど……」なんと、たんにんのハムスターのシホせんせいが たおれて、ほけんしつに はこばれたというのです。たおれたとは、いちだいじです。「シホせんせい、おなかがいたいの?」「あたまが いたくなったんですか?」ほけんしつに あつまったみんなは つぎつぎにしつもんしました。「みんなは、いきをすったり、はいたりするでしょう。せんせいは、みんなのにっきを よんでいて、とちゅうで いきをするの わすれちゃったみたい。それで くるしくなってしまったの。」どうして いきをするのを わすれてしまったのか、せんせいは なにもいわず、ただ ただ にこにこしているばかりでした。しかし、そのひのじゅぎょうが おわるころ、元気になったシホせんせいから かえしてもらったにっきちょうを見て、ツナくんは なきそうになりました。そして、かぼそいこえで いいました。「シホせんせいが たおれたのは、ぼくのせいだ。」

●シホせんせいが息をするのを忘れてしまった原因は、どうやらツナくんの日記に秘密がありそうですね。そのカギを握るのは“てん”……!? 作文を書くときに欠かせない読点。ツナくんは、これからは“てん”に気をつけようと決意しますが、果たして次は上手に書けるのでしょうか。

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