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1年生の今月の本


チムとゆうかんなせんちょうさん タイトル チムとゆうかんなせんちょうさん
著者 エドワード・アーディゾーニ(作・絵) せた ていじ(訳)
出版社 福音館書店
 

 かいがんの いえに すんでいる チムは、ふなのりに なりたくて たまりません。てんきの いいひは、ボートに のって あそんだり、むかし ふなのりだった ボートのおじさんに、ほづなの むすびかたを おしえて もらいました。てんきの わるいひは、なかよしの マクフィーせんちょうのところへ でかけました。せんちょうは いつも、こうかいの おもいでばなしをして、たまに ラムしゅを ちょっぴり のませてくれました。すると、チムは、ますます ふなのりに なりたくなるのでした。しかし、チムの おとうさんと おかあさんは、「ふなのりに なるのは、チムが もっと おおきくなってから」といいます。チムは、とても かなしくて ふなにのって、うちを にげだしてしまおうと おもいました。
あるひ、ボートのおじさんが、おきに とまっている きせんまで つれていってくれることに なりました。きせんの せんちょうが ともだちで、これから こうかいに でるので、おわかれの あいさつに いくと いうのです。チムは おどりあがって よろこびました。ふたりは きせんに ボートをつけ、ふねに のりこみました。おじさんは、チムを かんぱんに のこして、せんちょうしつに いきました。そのとき、チムは すてきなことを おもいつきました。「ぼくが かくれていれば、ボートのおじさんは、ぼくのことを わすれて かえってしまうぞ」そして、チムが おもったとおりに なったのです。

●船員として働くことになったチム。危険な海の上での生活は厳しく、子どもだからと言って甘えは許されません。チムは懸命に働き、船員たちもチムを信頼するようになります。ある日、風がひどくなり、海が荒れ始めました。嵐がきたのです。世代をこえて子ども達を魅了してきた、チムシリーズ全11巻の第一作目です。

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