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1年生の今月の本


ライト兄弟 タイトル ライト兄弟
著者 鶴見 正夫(文) 徳田 秀雄(絵)
出版社 ひさかたチャイルド
 

 いまから100ねんいじょうも まえのこと。アメリカの いなかまちに すむ ライトさんの いえに、なかのいい おとこのこの きょうだいが いました。にいさんの ウィルバーは 10さい。おとうとの オービルは 6さいでした。
 あるひ、おとうさんが、そらを とぶ おもちゃを かってきました。それは ゴムで まわす プロペラつきの、いまで いうなら もけいひこうき。きょうだいは、はらっぱへ とびだしました。とぶ とぶ……びゅん、びゅん、そらへ まいあがる。なんども とばしすぎた おもちゃは、すぐに こわれて しまいました。でも、「なあに、しくみを よく しらべ、じぶんたちで つくれば いいさ。」はねの おおきさ、ゴムの ながさ、それに プロペラの かたち。やっと ずめんを かきおえると、きょうだいは おこづかいを だしあって、じぶんたちの“そらとぶおもちゃ”を つくりあげました。なまえは「バット(こうもり)1ごう」。バット1ごうは みごとに そらへ。「ようし、こんどは もっと おおきいのを つくろう。」きょうだいは、バット2ごう、3ごう、4ごうと、だんだん おおきく してみました。
「いつか、にんげんが のれる おおきな バットを つくりたいなあ。」ふたりは、どちらからともなく、そう つぶやいていました。

●当たり前のように空を飛んでいる飛行機。その飛行機は一体どうやって作られたのか、だれが作ったのか、お子さんが、また私達大人も、そんな疑問を持ったことはありませんか?この伝記絵本には、ライト兄弟が、空を飛びたいという夢を持ち、世界初の飛行機を完成させるまでのエピソードが、分かり易く描かれています。

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