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タイトル | ねえ、おはなしきかせて | |
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著者 | 原 京子(作) 高橋 和枝(絵) | |
出版社 | ポプラ社 | |
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ゆかは、しょうがくいちねんせい。もう ひとりで ほんが よめるのですが、おはなしを よんでもらうのが だいすきです。でも、おかあさんは、あかちゃんが うまれたばかりで いそがしく、なかなか よんでくれません。あるひ、ゆかは、いえの ちかくの ちいさな もりで、「しらゆきひめ」の おはなしを よんでいました。もりの なかで よむと、なんだか いつもより いいこえに きこえる きが します。カサ、カサ。かすかな おとが みみに はいって うえを みると、きの えだの さきに リスが、しょうめんには ウサギが いて、「おねがい。もっと、よんで」と いいます。ゆかは びっくり しましたが、うなずくと、むちゅうで よみつづけました。 ●それからというもの、ゆかは毎週土曜日に動物たちにお話を読んであげることになりました。動物たちは、みんな自分の出てくるお話を読んでほしいと言います。しかし、全員が出てくるお話なんてありません。そこで、ゆかは、「ブレーメンの音楽隊」に出てくる動物を、森の動物たちに変えてお話を作ることを思いつきます。そして、このゆかの作った「ブレーメンの音楽隊」のお話が、動物たちの運命を変えることになるのです。 |