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1年生の今月の本


もうどう犬べぇべ タイトル もうどう犬べぇべ
著者 セア まり(文) 平澤 朋子(絵)
出版社 ほるぷ出版
 

 べぇべは、いつも こまった かおを した 犬です。でも ほんとうは、こまってばかりでも ないんです。なんせ べぇべは、「とくべつな犬」なんですからね。べぇべは、もうどう犬です。もうどう犬というのは、みえない人と いっしょに あるいて、目の かわりを する 犬の こと。
 メグは、ほとんど 目が みえません。でも、まいにち、わらってばかり。そんな メグも、べぇべと であうまでは いつも くらい かおを していました。3ねんほどまえ、目が どんどん みえなくなっていく びょうきに なった メグは、つらくて、こわくて、そとに でられなくなり、へやに ひきこもるように なりました。もともと あかるい せいかくで、どうぶつが だいすきだった メグに、ともだちが もうどう犬を すすめました。もうどう犬を いえに むかえるには、くんれんを うけなければ なりません。くんれん さいしょの ひ。メグが そっと 手をだすと、べぇべが その手に あごを ちょんと のせました。やわらかい けに ふれた しゅんかん、メグの 目から なみだが あふれました。そして、このときから、まえのように たのしいことが 大すきな メグに かわりはじめたのです。

●盲導犬という存在は知っていても、実際に盲導犬に出会ったり、その仕事について知っている方は少ないのではないかと思います。べぇべは、メグに生きる力をくれました。この絵本は、実際の盲導犬ユーザーが書かれた絵本で、盲導犬の仕事について、また、私たちが盲導犬と出会ったとき、どのように対応するべきかなど、盲導犬について詳しく教えてくれています。

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