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1年生の今月の本


おさいふのかみさま タイトル おさいふのかみさま
著者 苅田 澄子(作) にしむら あつこ(絵)
出版社 フレーベル館
 

「ばけばけは もう おにいちゃんだから きょうから おこづかい あげる」おばけの ばけばけは、ママおばけに 100えん もらいました。「これで なんでも かって いいの?わあい、うれしいな」ばけばけは おおよろこび。「おさいふも あげるわ。これはね、ひいじいちゃんが とっても だいじにしていた おさいふなの。この なかに おかねを いれて むだづかいしないで つかうのよ」「うん!」
 ばけばけは、どろりんしょうてんがいに やってきました。ひとりで かいものするのは はじめてなので、ちょっと どきどきします。ばけばけが さいしょに はいったのは、ひとつめこぞうの おかしやさんです。「わあ、おいしそうな おかし!ひとつめだんご 50えん。ひとつめクッキー 200えん。あっ、ひとつめチョコは 100えんだ。やったー、かっちゃおう!」ばけばけが さいふを ぱちんと あけたとたん……
「それ、いちばん ほしいかね~?」おさいふの なかから、ちゃりり~ん。けむりと いっしょに おじいさんが でてきました。「わしは、おさいふの かみさまじゃ。ばけばけや。1まいしかない 100えんを そんなに かんたんに つかうのかね~?かいものを するときは よ~く かんがえて よ~く えらぶのが、やりくりじょうずの かしこい おばけというものじゃぞ」

●その後も、ばけばけがお店に行ってさいふを開けるたびに、おさいふのかみさまが「それ、いちばんほしいかね~?」と問いかけてきます。色々考えて、最後にばけばけが買ったものは……?電子マネーやクレジットカードなど「見えないお金」での決済が増え、お金の流れが見えづらい今日、お金の使い方、お金の価値について、しっかりと学ぶことが必要となってきました。巻末についている資料「4歳から始める親子で学ぼうお金のこと」も、ぜひ参考にしてみてください。

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