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1年生の今月の本


てんきのいい日はつくしとり タイトル てんきのいい日はつくしとり
著者 石川 えりこ(作・絵)
出版社 福音館書店
 

 はるです。「ほら ちえちゃん、みてごらん。ふきのとうの はなが ひらきはじめたよ。そろそろ つくしとりに いこうかね」おばあちゃんが いいました。きょうは いい おてんき。ちょっとだけ つめたい はるのかぜが ふいています。ちえちゃん、おばあちゃん、おねえちゃん、おにいちゃんの4人は、かごと おちゃと おにぎりをもって しゅっぱつしました。はたけと たんぼの あぜみち ぬけて、ひろい どてへ むかいます。つくしとりの ひみつの ばしょなのです。いちばんつくしは だれが みつけるかな?
「あった!」おにいちゃんが、いちばんつくしを みつけました。でも、まだまだ はかまを かぶった ちいさな つくしです。「みてみて、ながい つくし!」にばんつくしは おねえちゃんが みつけました。まだ1本も みつけられない ちえちゃんは なきそうに なりましたが、ないてなど いられません。ちえちゃんが ねらっているのは おうさまつくし。どの つくしよりも ふとくて ながーい おうさまつくしなのですから。

●たくさんつくしを取ったちえちゃんたち。家に帰ってお母さんが作ってくれたのは、つくしのたまごとじでした。その美味しそうなこと!近年、つくしを取りに行って食べるという経験をされるご家庭は少なくなったかもしれません。本の最後には、つくしとりに持っていく物や、つくしのはかまとりのやり方、つくしの卵とじの作り方などが紹介されています。春になって温かくなったら、家族でつくしを取りに出かけてみるのも楽しそうですね。

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