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タイトル | かげパ | |
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著者 | 富安 陽子(作) しまだ ともみ(絵) | |
出版社 | ひさかたチャイルド | |
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まどから ふきこむ よるの かぜに、ひやりと めが さめた。でんきを つけてみたら、ぼくのかげが こっそり まどから でていくところだった。「おい、ぼくの かげ、どこ いくんだよ」って きいたら、かげの やつ、「うへぇ、みつかったあ」って あたまを かいた。「かげパに いくんだよ。だって こんやは あおい つきの よるだからね」 ●影の手がぼくの手を引っ張ると、ぼくの体も影みたいにふわりと軽くなって、ぼくとぼくの影は、窓から外に飛び出しました。夜空にはサファイアみたいに青く輝く月。あの青い月が影の国の入り口なのです。著者は、妖怪などの不思議な存在をユーモアたっぷりに描いてこられた富安陽子さん。絵本「まゆとおに」シリーズで知っているお子さんも多いかもしれませんね。 |