トップページ > 読書案内 >  1年生の今月の本 > 1年生におすすめの本
 > アベコベさん

1年生の今月の本


アベコベさん タイトル アベコベさん
著者 フランセスカ・サイモン(文) ケレン・ラドロー(絵) 青山 南(訳)
出版社 文化出版局
 

 むかし あるところに アベコベさんの いえが ありました。アベコベさんの いえでは、すべてが アベコベ。いつも おきるのは まよなかで、みんな おきると パジャマに きがえて 2かいへ いきます。ゆうごはんなのです。そのあとは がっこうのじかん。がっこうのあとは、こうえんに いったり、おんがくを たのしんだり、テレビを みたりします。そして、そのあとは あさごはんを たべて おふろにはいって ねるのです。よるも ひるも アベコベさんの いえでは、こんなまいにちでした。
 あるひの ごご、ドアを うるさく たたくおとで、アベコベさんいっかは めを さましました。「いったい だれなの、こんなじかんに?」と、おかあさんは あくびをしました。おとなりの プラムさんでした。プラムさんは、いそぎの ようが できたから、うちで こどもを みてもらえないかといいます。おかあさんは とても ねむかったのですが、こころよく ひきうけて、かぞくみんなで プラムさんのいえに むかいました。きていた コートを ぬいで、パジャマに きがえて。

●きれいに片付いているプラムさんの家を見て、アベコベさん家族はビックリ。これではプラムさんが可哀そうだと、みんなで片付けに取り掛かります。ソファやテーブルを逆さまに。カーペットをぐるぐる巻きに。積み重ねた本の上には、観葉植物をのせました。片付けた部屋を見て、アベコベさん一家はとっても満足そう。しかし、そこに泥棒が入ってきて…!子どもも大人も大笑いのユーモアたっぷりの一冊です。

Page Top