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1年生の今月の本


うりぼうウリタ もりのがっこう タイトル うりぼうウリタ もりのがっこう
著者 おくやま ゆか(作・絵)
出版社 偕成社
 

 うりぼうのウリタは、はるから がっこうへ かよっています。あたらしいともだちが たくさんでき、しらなかったあそびも たくさんおぼえて、ウリタは がっこうへ いくのが たのしくて しかたありません。「ウリタにいちゃん、あそぼう」いえのまえで おとなりの 三つ子の子ダヌキに あいました。「だめだめ、いま いそいでるの。ぼくは がっこうへ いくんだから」つい このあいだまで いつも いっしょに あそんでいたのに、がっこうにいくようになってから ウリタは ちっとも あそんでくれません。「ふーんだ。いいもんね」三つ子のタヌキは こちょこちょ ささやきあったあと、ぱっと どこかへ はしっていきました。
 「おはよー ウリタくん。これ ウリタくんのでしょ、みちに おちてたよ」うしろから こえがして ふりかえると オオカミのガミコが、「ウリタ」とかいてある おべんとうを わたしてくれました。「ぼく いつのまに おとしちゃったんだろう。ありがとう」しばらくいくと、また うしろから こえがして、こんどは ヤマネコのニャゴが、ウリタのふでばこを ひろってくれていました。がっこうにつくと、こんどは ネズミのネミミが、ウリタのカスタネットを ひろったといいます。「おかしいなあ。ぼくカスタネットもってるよ。ほら、ウリタって かいてある」そして、もうひとつの カスタネットをみると、そこには『ウソタ』と かいてあります。「ウソタくんてだれだろう」みんな あたまを かかえています。

●叩いてみたら何か分かるのではないかと、ウリタはカスタネットを叩いてみました。すると、「ウソタ」と書いてあるカスタネットから、「タンタンポコポンポン」というへんな音が…。くいしいぼうで、あわてんぼ。そんなイノシシの子ウリタの、楽しくて、可愛らしいお話が4話入っています。

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