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> ねぼすけ はとどけい
タイトル | ねぼすけ はとどけい | |
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著者 | ルイス・スロボドキン(作) くりやがわ けいこ(訳) | |
出版社 | 偕成社 | |
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スイスの やまおくに、ちいさな むらが ありました。そこに、ちいさな とけいやが ありました。みせの なかは、はとどけいで いっぱい。かべに 123こも かかっています。はとどけいは、まいじかん なります。とけいが「ボン」となると、なかにいる はとが、ぴょこんと とびだします。でも、いちわの はとだけは ちがっていました。ほかの はとより、いつも すこし おくれるのです。とけいは、ほかの とけいと おなじときに「ボン」となるのですが、はとは、ほかの はとが ぜんぶ とけいの なかに ひっこんでしまってから、いっぷんくらい おくれて とびだします。そして、ありったけの こえを はりあげて「ポッポー」と なくのです。 ●おじいさんは、歯車を全部取り出して丁寧に調べたり、やすりで磨いたりしました。でも何をしても時計はよくなりません。それどころか、はとは全然出てこなくなってしまいました。途方に暮れたおじいさんは、はとが遅れて出てくる小さな扉をそーっと開けてみました。すると、とんでもないことに気付いたのです。 |