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タイトル | ちこくのりゆう | |
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著者 | 森くま 堂(作) 北村 裕花(絵 | |
出版社 | 童心社 | |
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せんせい、きいてえな。あさ おきたら、とうちゃんと かあちゃんが カブトムシに かわっとったんや。へんなもんでも たべて、こないなことに なったんやろか。カブトムシの とうちゃんと かあちゃんが、「はらへったー」と さわぐから クワガタ かってたときの ゼリーを ためしに あげてみた。そしたら、わしわし たべはじめたんや。とけいを みたら、がっこうが はじまる じかんやった。いってきますと、ぼくは うちを とびだしてん。そしたら、「マサシ、なにを そないに いそいどんのや?」と、へいの うえから のらねこの タイショーが こえを かけてきた。「がっこうに ちこくしそうなんや」「かわりに ワシが いってやろか?」そういった タイショーが、みどりいろの めを いとみたいに ほそくしたんや。ぞくっと さむけが した。そのとたんやった。 ●先生に遅刻の理由を一生懸命話すマサシ。その奇想天外、ユーモアたっぷりのお話に、次は何が起きるのだろうかとワクワクしてしまいます。ここまできたら、先生もおもわず許してしまうかもしれませんね。 |