トップページ > 読書案内 >  1年生の今月の本 > 1年生におすすめの本
 > おひさまやのハンカチ

1年生の今月の本


おひさまやのハンカチ タイトル おひさまやのハンカチ
著者 茂市 久美子(作) よしざわ けいこ(絵)
出版社 講談社
 

「ああ、たいいくの じかん、いやだなあ。」さりなは、がっこうへ むかう あしが しぜんと おもくなります。さりなは、なわとびが にがてでした。いま、たいいくの じかんでは、はちのじとびの れんしゅうを しているところです。はちのじとびは、ふたりで おおなわを まわして、それを みんなで いっかいずつ とんでいく なわとびです。さりなは、おおなわが びゅんびゅん まわりはじめると、あしが すくんで、むねが どきどきしてきます。こわくない こわくないと となえて、どんなに がんばって とんでも、すぐ なわに ひっかかってしまうのです。くらすで とべないのは、もう さりな ひとりに なってしまいました。
 がっこうの かえりみち、さりなは なみだを こらえながら あるいているうちに、いつのまにか ちいさな おみせの まえに きていました。「おひさまや」という まるい かんばんが かかっています。すると、ドアがあいて、「いらっしゃい!」と、げんきな こえが しました。さりなは めを まんまるに しました。おみせの まえには、うさぎが たっていたのです。

●大縄を飛ぶ前のドキドキする気持ち、ひっかかったらどうしようという不安な気持ち、そんな思いをしたことのあるお子さんは、きっと多いと思います。このうさぎとの出会いは、さりなにどんな変化をもたらしてくれるのでしょうか。茂市久美子さんが描く「うさぎのおひさまや」シリーズの最新刊です。

Page Top