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タイトル | ともだちはしおりのこぶた | |
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著者 | 真山 みな子(作) 山西 ゲンイチ(絵) | |
出版社 | 金の星社 | |
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わたしは まゆ。きょうは、としょかんで えほんじゃなくて、ちょっと じのおおい ものがたりを かりるんだ。カウンターに いったら、かかりの おにいさんが、「すきなのを いちまい あげますよ」と なにかを ゆびさしながらいった。どうぶつの えが ついた、ほそながい かみだ。「これ、なあに?」「しおりだよ。よみかけの ほんに はさんで、ここまで よんだって めじるしに するんだよ」と おしえてくれた。わたしは、このあいだ いちねんせいになったし、ひらがなも カタカナも ちゃんと よめる。ひとりで えほんも よめるけど、しおりっていうのは しらなかったな。うさぎ、ライオン、くま、ペンギン……。わたしは、ピンクいろの ぶたを えらんだ。そのこが、とっても かわいかったから。 初めてしおりを使う時ってちょっと嬉しいですよね。今まではしおりが必要ではないくらいの短いお話を読んでいたけど、しおりが必要な少し長いお話が読めるようになると、ちょっと大人になった気がします。しおりから飛び出したこぶたは「ぷーもん」。しおりにすんでいるどうぶつは、初めて一人で長いお話を読む子に使ってもらう時だけ、しゃべったり動いたりできるそうです。本を読む時のすてきな相棒ができたまゆ。本を読む時間が楽しみになってきました。 |