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> みるくぱんぼうや
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タイトル |
みるくぱんぼうや |
著者 |
神沢 利子 |
出版社 |
あかね書房 |
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みるくぱんぼうやは、小さなおなべのぼうやでした。毎日 子どもたちのために、ミルクをわかしていました。子どもたちは言いました。
「ぼく、大きくなったら、世界中をを探検してまわるんだ」
「あたしだって……」
それを聞いて、ぼうやは さけびました。
「いいな、ぼくも大きくなって、冒険にいきたいや」
「ははははは」 「おなべが大きくなるって?」
仲間たちは おおわらいしました。
「いっておいでよ、ぼうや」
と、シチューなべのおばさんが言いました。
「おなべには親も子どももいない。うまれたときから独立独歩。みんなひとりでやっていくんだよ。小さくても同じ仲間さ。決心したらいくことだよ。まっすぐ前をむいてね」
シチューなべのおばさんにはげまされ、みるくぱんぼうやは、元気いっぱい家をでました。
さて、どんな冒険がぼうやを待っているのでしょう。 |