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1年生の今月の本


スカンクプイプイ タイトル スカンクプイプイ
著者 舟崎 克彦
出版社 あかね書房
 

 プイプイは、とってもねぼすけです。でも今日はいつもと違いました。プイプイは、夜があけるずっと前から目を覚ましていました。そして、あさごはんを食べると、後片付けもしないでおもてに飛び出しました。

 プイプイが家を飛び出すと、泉のほとりでビーバーが声をかけました。
「そんなにあわててどうしたんだい? プイプイ」
「ちょっと、用事があるんだよ」

  プイプイは、ふりかえるとうきうきとこたえました。すると、今度はしげみでイノシシがたずねました。
「どんな用事があるんだい?」
「いいものみつけにいくんだよ」
 プイプイは、にこにことこたえました。

  次に聞いたのは、カヤネズミでした。
「いいものってなにさ」
「帰ってからのおたのしみ」
  プイプイは大きな声でこたえました。

  プイプイは丘をくだると、やがて橋をわたって、みるみる小さくなっていきました。いったい、プイプイはそんなにいそいでどこへいくのでしょう。

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