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1年生の今月の本


ようきゅうするライオン タイトル ようきゅうするライオン
著者 山中 恒
出版社 福音館書店
 

 たつやは、なかまちようちえんのねんちゅうぐみです。たつやには、おかあさんがいません。たつやがうまれたときしんでしまったのです。

  おとうさんは、どうぶつえんにつとめていました。うまれたばかりのたつやは、どうぶつえんのかんりにんのおじさんとおばさんのところへ、あずけられました。こうして、たつやは、どうぶつえんでそだちました。

  たつやは、どうぶつがだいすきでした。なかでも、ライオンがすきでした。いちにちじゅう、ライオンのおりのところにいました。

  ライオンも、たつやのことをしっていて、たつやのかおをみると、やさしく「ふるるぁ」 と、うなるのでした。

  たつやが、ようちえんにはいるころ、いなかのおばあちゃんが、たつやのところへひっこしてきました。ようちえんにいくことになった、たつやのめんどうを、みるためです。

  ようちえんにはいった、たつやは、ないてばかりいました。いちにちのうち、はんぶんはないていました。ないていないのは、なにかをたべているときか、ねているときだけでした。

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