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1年生の今月の本


ジェーナとふしぎなひげじいさん タイトル ジェーナとふしぎなひげじいさん
著者 カターエフ
出版社 旺文社
 

 森の中のはらっぱに、まっかないちごがみのりました。とうさんと かあさんと ジェーナと パブリークは、森へでかけました。森の中のはらっぱにつくと、みんなは いちごを集めはじめました。かあさんはジェーナに、いちごがたくさんありそうな場所をえらんでくれました。

「ほら、ジェーナ。ここはすばらしいところよ。ここには、たくさんいちごがみのっているわ。はやく集めにいらっしゃい!」
 ところが、いちごは一つぶも みつかりません。すると とうさんがいいました。
「いちごは、ずるいんだよ。いつも、かくれよう かくれようと しているんだ。だから、どうしたらいいか よく考えなくちゃあね。見ていてごらん、こうやるんだよ。」
 とうさんは、おしりが地面につかないように しゃがむと、はっぱの下をのぞきこみ、つぎから つぎへと、いちごをさがしはじめました。
「ありがとうパパ、やってみるわ」
 ところがしばらくすると、ジェーナはしゃがんでいるのに あきてきました。つぼをみると、いちごが4つ入っているだけです。
「たったこれだけぇ! また、しゃがまなくちゃならないわ。だれかたすけてくれる人はいないかしら」
 ジェーナがそう思ったとたんに、きりかぶのしたから 真白なふくをきた おじいさんがでてきたのです。

●不思議なおじいさんは、吹くといちごが葉っぱの下から顔を出すまほうの笛をもっていました。おじいさんは、その笛とジェーナのいちごを入れるつぼを取りかえっこしてもいいといいます。さあ、ジェーナはたくさんのいちごを集めることができるのでしょうか。

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