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1年生の今月の本


あたまをつかった小さなおばあさん タイトル あたまをつかった小さなおばあさん
著者 ホープ・ニューウェル
出版社 福音館書店
 

 むかしむかし、あるところに、ひとりの小さなおばあさんがいました。そのおばあさんは、小さな黄色い家にすんでいました。その家には、空色のドアがひとつと、空色の窓がふたつ、ついていました。

  小さなおばあさんは、たいへんびんぼうでした。もし、おばあさんが、これほど あたまがよくなかったら、おそらく、お金のやりくりをすることができなかったでしょう。

  でも、おばあさんは、あたまをつかうことにかけては、たいした人物でした。おばあさんは、いつも
「つかわないんなら、あたまなんかもってたって、なんのやくにたつね?」
と、いっていました。

 というわけで、この本をよめばおわかりになるでしょうが、おばあさんは、とてもじょうずに あたまをつかって、万事うまくやったんですよ。

●何か困ったことが起きた時、おばあさんはぬれタオルで頭をしっかりとしばり、いすに座って人差し指を鼻の横に当てて目をつぶります。そうして頭を使ってやりくりしていくのですが、いつもどこか抜けていてとてもユーモラス。でも、最後にはなぜかうまくいってしまうとても楽しいお話です。

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