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> やまねのネンネ
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タイトル |
やまねのネンネ |
著者 |
どい かや |
出版社 |
BL出版 |
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これは、ねぼすけやまねのネンネのおはなしです。ネンネは、パパとママといっしょに、あなのなかでまんまるになってねむっていました。やまねは、冬眠すると、はるになるまでおきないのです。
あるひ、ネンネはゆめをみました。おいしそうな木のみのゆめです。
「もうすこしでとれるのに……」
ねぼけたネンネは、ころりとあなからおちてしましました。 でもネンネは目をさましません。
ゆめの中で、木のみといっしょにまっさかさまにおちています。
ネンネがおちたところは、とおりかかったおじさんがせおったかごの中。そこはやまいもでいっぱいでした。ネンネはゆめの中で
「ヤッホー、木のみでいっぱいだ」
とよろこんでいます。
うちに帰ったおじさんは、いもだとおもってネンネをつかむと、くさったいもとまちがえてポーンとなげてしまいました。
ゆめの中のネンネは、そらをとんでいきます。
「ぼくはそらとぶやまねのネンネだ。」
ネンネは木のえだにひっかかって、ぶらぶらとぶらさがりました。
ゆめの中のネンネは、ママにつかまってしまいました。
カラスがネンネをみつけて、くちばしではさんでとんでいってしまいます。それでもネンネはゆめの中。カラスがハックション! ネンネをおっことしました。
コロコロとネンネはころがっていきます。それでもネンネはゆめの中。いつになったら目をさますのかな? そしてネンネはパパとママのところに帰ることができるのでしょうか? |