トップページ > 読書案内 >  1年生の今月の本 > 1年生におすすめの本
 > みどりいろのたね

1年生の今月の本


みどりいろのたね タイトル みどりいろのたね
著者 たかどの ほうこ
出版社 福音館書店
 

 まあちゃんたちの クラスでは、みんな そろって はたけに たねを まくことになりました。まず はたけのつちを たがやしました。それから せんせいが ひとりひとりに みどりいろの たねを、5こずつ くばりました。 まあちゃんが たねを もらおうとすると、せんせいが、
「あれっ、まあちゃん!」
  まあちゃんの くちのなかで おとがします。
 コロッ、カラッ、コロ……。
「だしなさい!」
 まあちゃんが くちから ぽろんと だしたのは、みどりいろの あめだまでした。
「ほら、やっぱりだ。さあ、それじゃ たねを あげましょう。おとさないでね」
 せんせいは、まあちゃんの もうひとつの てのひらに たねを のせました。そして みんなは、たがやした はたけに たねを うめはじめました。

  まあちゃんも うめました。
 いつつの たねと、それから、うっかり みどりいろの あめだままで。

●たねは埋めたものの、まあちゃんがちっとも水をやらないので、5つのたねたちは成長することができません。一方、一緒にうめられてしまったあめだまはどうなってしまうのでしょうか? 意外な結末は読んでからのお楽しみです。

Page Top