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> ジョンはかせといたずら子ゾウ
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タイトル |
ジョンはかせといたずら子ゾウ |
著者 |
伊東 久子 |
出版社 |
あかね書房 |
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アフリカの大そうげんに、どうぶつのびょう気やけがをなおしてくれる、小さなびょういんがあった。いんちょうは、ジョンはかせ。あとは、だれもいない小さなびょういんだった。
いつもは、ペリカンが
「のどにさかなのウロコがひっかかっちゃったー」
とやってきたり、オオトカゲが
「はなのなかに、おできができたよー」
とやってきたりするのに、どうしたことか、きのうもきょうも、だれもこない。
「おきると、おなかがすくし、きょうはこのままねてるとするかな。」
と、ジョンはかせがベッドでうつらうつらしたときだ。
まどガラスがゆれて、びょういんのドアがバタムととじた。ジョンはかせが、ねがえりをうつと、かおになまあたたかい風がふきかかった。そしてつぎのしゅんかん、ベッドがかたむいて、せなかをくすぐってきた。ジョンはかせがあわててとびおきると、
「おっちゃん、あそぼ。」
と、見なれない子ゾウが、いたずらな目でのぞきこんだ……。
●子ゾウが、
「ぽんぽがいたぁぁい。」
というので、ジョンはかせが診察室へかけこむと、中にはクスリのビンがちらかっています。はらいたのクスリをさがしているすきに、今度は洗濯場のほうで音が……! 急いで洗濯場へ行くと、今度は台所で音が……! 次から次へ、子ゾウのいたずらは止まりません。
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