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2年生の今月の本


ふたりのブルートレイン タイトル ふたりのブルートレイン
著者 砂田 弘
出版社 岩崎書店
 

 ハジメはふたりきょうだいで、おとうとがひとりいます。ハジメは1年生で、おとうとのジロウは、ようちえんのねんちょうぐみ。たった一つちがいのおとうとです。
 それなのに、おかあさんは、なんでもジロウにひいきするのです。けんかをしたら、
「おにいちゃんのくせになんです!」
としかられます。あたらしいえほんをどっちがよむかでくちげんかしていると、
「おにいちゃんでしょう。ジロウにさきに見せなさい。」

といいます……。

「ああ、おとうとに生まれればよかったなあ。」

  三日にいちどぐらい、ハジメはそうおもいます。

  ハジメには、どうしてもやりたいことがありました。それは、いつもはジロウがねている、二だんベッドの下のだんにねることです。ところが、
「たまには、こうたいしろよ。」
とハジメがいくらたのんでも、ジロウはぜったいにかわってくれようとしません。そこで、ハジメは、あるさくせんを考えました。

●ケンカするほど仲がいい!? 兄弟の、ほのぼのとしたエピソードが描かれています。心がほっと和む一冊です。

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