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2年生の今月の本


どらねこパンツのしっぱい タイトル どらねこパンツのしっぱい
著者 筒井 敬介(作) 松永 謙一(絵)
出版社 ポプラ社
 

 パンツをはいたどらねこが、この森へひっこしてきて、もうひとつき。太い、まっかなしまの入ったパンツは、目立つけれど、ひんのいいものではない。

  どらねこは、にんげんの町で三年ぐらいうろついていたが、つまらなくなった。
「いやだ、いやだ。こうなりゃ、ふるさとへでも帰るか。」
 どらねこは、森へ帰ることにした。

 さしの上やものおきのやねから、にんげんの話すことをきいていたどらねこは、なかなかものしりだ。
「よし。森へ帰るからには、町でそだったおれが、いくらかかわったところがあるのを知らせてやりたいね。」
 そこで、どらねこは、スーパーのしてんちょうからパンツをもらってはいて、この森へやってきたのだった。森のどうぶつたちは、このパンツを見て、びっくりした。

●ある日、大きな本を見つけた「どらねこパンツ」は、それを独り占めするために人間の世界でみがいた知恵をしぼります。ほかの動物たちを、まんまと本から遠ざけたつもりだったのですが……。かしこいけど、どこか間抜けな「どらねこパンツ」。愛すべきキャラクターです。

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