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2年生の今月の本


はちみつのタネ タイトル はちみつのタネ
著者 尾山 理津子(作) 新野 めぐみ(絵)
出版社 ポプラ社
 

 ミツルくんのママは、おやつ作りの名人。ママが考えた「はちみつクーヘン」は、町のおやつコンクールで一等賞をとったほどのおいしさです。今日のミツルくんのおやつは、その「はちみつクーヘン」。ママがおでかけの間に、ひとりじめしようと思ったそのときです。―ピンポーン!家のチャイムがなりました。

「どうも。山田さんちのネズミです。」
山田さんちはおむかいだけど、「ネズミ」なんてへんな名前の子がいたかな? ミツルくんがドアを少しだけあけてみると、ほんもののネズミが、するっと入ってきました。ママのはちみつクーヘンが一等賞をとったことを聞きつけて、一切れ食べさせてもらいたいとやってきたのです。

「もし、一切れいただけたら、すごいものをさしあげます。」
ネズミはせなかのふろしきから、小さなつぶを一つまみとりだしました。
「だれにもいっちゃいけませんよ。これは、“はちみつのタネ”です。」

●ネズミがくれた「はちみつのタネ」。庭で育てた大きなはちみつの木に、サッカーボールくらいのはちみつ色の実がたくさんできたら……ミツルくんの頭の中に、すばらしい想像が広がります。ご家庭でも、ミツルくんのように、はちみつのタネを植えるとどうなるのか、お子さんと一緒に想像してみるのも楽しいのではないでしょうか。

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