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> へろりのだいふく
タイトル | へろりのだいふく | |
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著者 | たかどの ほうこ(作) たかべ せいいち(絵) |
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出版社 | 佼成出版社 | |
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ヤギのヤギマロ先生は、お習字の先生です。いつもむずかしい顔をして、「書は心じゃ」などと太くてひくい声で話すので、村のどうぶつたちからすると、先生はえらくて、ちょっとこわいかんじのする人なのでした。 さて、ある日のこと、ばんごはんのじゅんびをしようと、ヤギマロ先生は、せいとがおいていった紙をちぎっていました。ヤギなのですから、紙を食べるのはあたりまえなのですが、りっぱなヤギマロ先生としては、みんながのこした紙を食べている、というのはきまりがわるかったので、このことはないしょにしていました。その紙の中で、すこし黄色がかった、とろんとするような、やわらかい紙がまじっているのをみつけました。 つぎの日、ヤギマロ先生は、タヌキチをよんで、なんという紙をつかっているのかききました。タヌキチはドキドキしながらこたえました。 ●ヤギマロ先生は、この『へろりがみ』で作っただいふくを、おなかいっぱい食べたいと考えます。しかし、この『へろりがみ』には、とんでもない秘密が隠されていたのです。ユーモアいっぱいのお話なので、読書の苦手なお子さんも最後まで楽しく読めるでしょう。 |