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2年生の今月の本


しあわせなふくろう タイトル しあわせなふくろう
著者 ホイテーマ(文)
チェレスチーノ・ピヤッチ(絵)
おおつか ゆうぞう(訳)
出版社 福音館書店
 

 ふるくて、くずれかかった石のかべのなかに、フクロウの夫婦が住んでいました。二羽のフクロウは、いつもしあわせそうに暮らしていました。一方で、近くの農家で飼われているニワトリやクジャクたちは、毎日ケンカしてばかりでした。ある日、けんかもせずに、しあわせそうに暮らしているフクロウのことを不思議に思ったクジャクが、どうしてけんかもせずにふたり仲良く静かに暮らしているのか、理由を聞きに来ました。
 フクロウは、突然クジャクがやってきたことに驚きましたが、すぐに落ち着きを取り戻し、クジャクにほかのみんなを連れてくるようにいいました。そして、ニワトリもガチョウもアヒルもみんな集まると、フクロウはゆっくりと話し始めました。

●幸福とは何なのか?それは何気ない普段の生活の中にあるものだということを気付かせてくれるお話です。季節の移り変わりや身の周りの些細な変化を感じ取り、そこに喜びを見いだせるフクロウのようになりたいものです。お子様だけでなく、是非保護者の方も一緒に読んでいただきたい作品です。

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