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> カンガルーのルーおばさん
タイトル | カンガルーのルーおばさん | |
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著者 | 村山 桂子(作) 中谷 千代子(画) | |
出版社 | あかね書房 | |
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「おなかの ふくろに はいる しなもの なんでも おあずかり いたします。せきにん もちます。一かい 十円 カンガルーのあずかりや」 森にすんでいる、カンガルーのルーおばさんは、ある日、思い立って、「あずかりや」を することにしました。あいている おなかの ふくろで、なにか あずかろうというのです。やってきたのは、たぬきのタヌおくさん。 「すみませんが、このぶどうを あずかってくださいな。うちの子どもたちが くいしんぼうで どこにしまっておいても、見つけて 食べてしまうんです。」 ●ルーおばさんは、だれにでも親切で、やさしくて、責任感が強く、たのまれたものを 大事に自分の袋の中であずかります。でも、その一方では、あずかり物が、気になるあまりに、ついつい食べてしまいそうになったりと、子供のような無邪気な面もみせてくれます。そんな可愛らしいルーおばさんが、なんとかあずかりものを無事に返そうと奮闘する姿に、声援をおくりたくなります。 |