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2年生の今月の本


しまうまのしごとさがし タイトル しまうまのしごとさがし
著者 トビイ ルツ(作・絵)
出版社 PHP研究所
 

 しまうまの子どものまわりには、いつもどうぶつたちがあつまっていました。そして、きまってこう聞きました。
「どうして、シマシマがあるの?」
「なんのために、あるの?」
 白と黒のシマシマは、とても目立つので、どうしても気になってしまうのです。
「どうして、ぼくには、シマシマがあるのだろう?何かやくに立つのかな?」
 しまうまの子どもは、心ぱいになって、どうぶつたちがしごとをしている町へ、行ってみることにしました。

  町につくと、ケーキやさんで、くまさん、りすさん、とりさん、あらいぐまさんたちが、いそがしそうにはたらいていました。ひつじさんや、ぎんぎつねなど、みんなが、自分のしごとを楽しそうにしていました。なかなかしごとが見つからずに、がっかりしているしまうまに、かわうそのおじさんが、はなしかけてきました。
「おじさんのしごとは、パイロット。おじさんがパイロットになれたのは、大きらいなからすのおかげなんだ。」
 そして、そのわけを せつめいしてくれました。

●町で働いている動物達は、「なるほど!」と思わせられるような、それぞれの個性にぴったりの仕事をしています。仕事をさがしているしまうまは、「きみのとくいなことは何?」「それがわかったら、また、ここへおいで。」と、どこへいっても言われます。働く動物たちと話すうちに、しまうまは、自分について、いろんなことに気がついていきます。町から戻ってからのしまうまは、もうシマシマのことをたずねられても、うんざりしなくなっていました。

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