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2年生の今月の本


シップ船長とくじら タイトル シップ船長とくじら
著者 かどの えいこ(作) オームラ・トモコ(絵)
出版社 偕成社
 

 シップさんは、チャチャ号の船長さんです。シップ船長は、どんな おきゃくさんでも、どんな しなものでも はこびます。シップ船長は、いやとは いいません。できないとも いいません。どんな おねがいでも、ききます。

  あるとき、チャチャ号は 海のまんなかで はんぶん しずんでいました。船のえんとつのうえには、男の子が そうがんきょうをもって、すわっています。シップ船長といえば、チャチャ号のうしろに なわをしばって、その なわさきを じぶんのおなかに まいて、バチャバチャ およいでいます。水あそびしているようにみえますが、よくみると、船長さんのかおは あおざめ、きょろきょろと あたりを みわたしています。
「あーあ、とんでもないことに なってしまった。」
 シップ船長は ためいきをつきました。いったい、どうして、こんなことに なってしまったのでしょうか。

●実は、このとき、シップ船長は、くじらつりをしていたのでした。いやとは言わない性格に、まけずぎらいが加わって、とうとう自分をえさにして、くじらをつることになってしまったのでした。シップ船長の奇想天外なくじらの釣り方は、さぞかし、お子さんの笑いをさそうことでしょう。

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