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2年生の今月の本


ゾウのはなはなぜ長い タイトル ゾウのはなはなぜ長い
著者 キプリング(作) 寺山 輝夫(訳)
長 新太(絵)
出版社 集英社
 

 大むかし、ゾウには、あの長いはなが ありませんでした。ゾウのはなは、ずんぐりして、ちょっと ふくらんだ 長ぐつみたいな ものでした。

  そんな ゾウの中に、知りたがりやの 子ゾウがいました。どんなことでも、聞いてみたいのです。アフリカ中が しりたいことで、いっぱいでした。
「なぜ、ダチョウのしっぽの毛、長いの?」
「なぜ、キリンの体には、まだらもようが ついているの?」
「なぜ、カバの目は、赤いの?」
 すると、おじさんも おばさんも、みんな子ゾウのおしりを たたくのでした。

  ある朝、子ゾウは 「ワニは、何を食べるの?」と、ふしぎに 思いました。ホロホロチョウが こたえてくれました。
「リンポポ川へ 行ってみな。リンポポ川の きしに 行ったら、わかるさ。」
 そこで、子ゾウは、ひとりで ぼうけんのたびに でかけました。

●ゾウのはなは、なぜ長いのでしょうか?このお話によると、そのかぎは、「ワニ」にあるようです。子ゾウといっしょに、「ワニは、なにを食べるの?」の答えを求めて、アフリカの旅を楽しみましょう。ゾウのはなが長いわけが、わかるかもしれません。「なぜ?」という素朴な疑問に対して、いろんな答えを思い巡らせて空想することの楽しさを教えてくれるお話です。

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