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2年生の今月の本


なんでももってる(?)男の子 タイトル なんでももってる(?)男の子
著者 イアン・ホワイブラウ(作)
すぎはらともこ(絵) 石垣 賀子(訳)
出版社 徳間書店
 

 ナンデモモッテルさんは、せかいでいちばんお金持ちで、2ばんめのお金持ちよりも、3倍お金をもっています。いそがしかったので、その一人むすこフライに、なんでも買ってあげていました。

  きょうは、フライの7才のたん生日です。だけど、フライは、たん生日のケーキが、大きさも形も、本物そっくりだというのに、ちっともうれしくありません。たん生日プレゼントに、何がほしいかも分かりません。パソコンの『ほしいものドット・コム』で、好きなものを買うことに、あきてしまっていたのです。本物の遊園地をあげるといわれても、ほしくありません。先週、ひとつ買ってもらっていたからです。こまりはてた、めしつかいが、言いました。
「ふつうの男の子をよんで、ぼっちゃんが、もっているものを見せて、うらやましがらせてやったらどうです。」
 そうして、やってきたのは、ふつうの家の男の子のビリーと、かい犬のビュンビュンでした。

●フライは、ビリーを、『自分専用のサファリパーク』、『何でも言ったとおりになるコンピューター制御の森』、『お菓子のお城』などにつれていきます。しかし、ビリーは、うらやましがるどころか、その中で、想像力を使って、フライが思いつかなかったような、楽しい遊びを考え出します。フライは、だんだんと、ビリーがうらやましくなっていくのでした。

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