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タイトル | おばあさんのひこうき | |
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著者 | 佐藤 さとる(作) 村上 勉(絵) | |
出版社 | 小峰書店 | |
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いなかの小さなまちはずれに一人で暮らしているおばあさんは、どんなもようでもらくらくとあめるあみものの名人です。いつもとはちがったあみ方を工夫したいと思っていたある日、うまれたての黒いちょうちょがやってきました。よく見ると、黒いはねには美しい細かいもようがうき出ているではありませんか!そのもようを目にやきつけ毛糸であもうと決めたのですが、それはどんなもようよりむずかしく、まちがえてはほどくのくりかえし。それでもおばあさんは、がっかりするどころかこのちょうせんを楽しんでいました。ようやく少しあめた時、あらふしぎ!あみものがピクンと動いたのです。ふわふわとうきあがるのをおさえながらあみつづけるうちに、おばあさんはすてきなことを思いつきました。もっと大きくあんで、ひこうきのはねにしよう!おばあさん手づくりのひこうきで夜空をとび、まごのタツオがすんでいる町のだんちまでとんでいけるでしょうか? ●作者佐藤さとるの前書きとして「おはなしをつくるのは、あみものをあむのによくにています。」という言葉が目に飛び込んできます。読者の側は、その編み物を身に着ける度に心温まり、ずっと大切にしたいと思えるような作品です。 |