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2年生の今月の本


たまたま たまちゃん タイトル たまたま たまちゃん
著者 服部千春(作) つじむら あゆこ(絵)
出版社 WAVE出版
 

たまちゃんちはうどん屋です。みせの名前は、<さぬきや>。町のみんなはいつもたまちゃんを、「<さぬきや>のたまちゃん」とよびます。そのたび、たまちゃんは、自分がタヌキにでもなったような気がします。「もうちょっとおしゃれな名前やったらよかったのに…」うどんの「玉」がうつくしいとかいて「玉美」うどん屋の子でなければ、もっとちがっていたのにと、たまちゃんは思います。
さて、さぬきやの近くにおしゃれなケーキ屋があります。みせの名前は<パティスリー・アン>。そこの子はたまちゃんと同じクラスで名前は「プリン」。たまちゃんはおしゃれな名前のプリンがうらやましいのです。ある日、たまちゃんはさぬきやにおひるを食べにきたプリンちゃんにケーキ屋の子に生まれたかったと話しました。するとプリンからは、いがいな答えがかえってきました。「そうだったら、わたしいつでもかわってあげるわ。わたし、ケーキよりもおうどんのほうがすきだもの。」そうして、たまちゃんとプリンちゃんはいれかわることになったのですが……。

●大好きなケーキがいつでも食べられると喜んでいたたまちゃん。しかし毎日ケーキを食べ続けることがだんだんいやになってきます。たまちゃんとプリンの気持ちを比べながら読んでみてください。

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