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2年生の今月の本


ハキちゃんの「はっぴょうします」 タイトル ハキちゃんの「はっぴょうします」
著者 薫 くみこ(作)つちだ のぶこ(絵)
出版社 佼成出版社
 

 ハキちゃんのいる、一ねん一くみでは、一しゅうかんまえから「あさのはっぴょう」をしています。こくばんのまえに立って、みんなにおしえてあげたいことを 一人ずつはなすのです。ゆみおかくんが、エジプトでひろった さばくの石をもってきてはっぴょうし、みんなをびっくりさせたように、ハキちゃんも みんなをびっくりさせるような はっぴょうがしたいとおもいました。いえにかえって、ハキちゃんはおかあさんに、みんなをびっくりさせるものはないかたずねますが、おかあさんからは「そんなもの、あるわけないでしょ」といわれてしまいます。ぷーっとほっぺたをふくらませたハキちゃんは、じぶんでさがしにいくことにきめました。
 ハキちゃんがあるいていくと、こうえんの入り口に よねだくんがビニールぶくろをもって、しゃがんでいました。ビニールぶくろの中を見ると、その中には、小さなこおろぎが、たくさんぴょんぴょんしています。ハキちゃんが、それをどうするのか よねだくんにたずねると、よねだくんは「カナヘノサウルスにたべさせるんだ」といいます。さて、カナヘノサウルスとはいったい、なんのことなのでしょう?

●ハキちゃんは、よねだくんとの関わりから、普段とは違うものの見え方を発見します。「びっくりさせたい」という思いから、時には人に迷惑をかけてしまうよねだくんですが、この気持ちが好奇心となり、新しい発見をする原動力となることに気づかせてもらえます。

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