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2年生の今月の本


うさぎがいっぱい タイトル うさぎがいっぱい
著者 ペギー・パリシュ(作) レオナード・ケスラー(絵) 光吉 夏弥(やく)
出版社 大日本図書
 

 トン!トン!トン!「おや、なにかしら?」と、モリーおばさんは いいました。げんかんのドアをあけると、ちょこんと一ぴき、ふとった うさぎがいました。「まあ、どこから きたの?」と、モリーおばさんは ききました。うさぎは じっと、おばさんの かおをながめ、それから、あいているドアのほうをみました。「はいっても いいわよ。」と いったときには、もう― うさぎは なかに はいっていました。「なにか、たべさせてあげようね。でも、たべたら すぐに、うちへかえるのよ。」そういって、モリーおばさんは うさぎのだいすきな にんじんを たべさせてやりました。うさぎは、もりもりたべました。「さあ、もう おかえり。」ドアをあけてやると、うさぎは ぴょん、ぴょん、ドアとは はんたいの、おくのほうへ とんでいってしまいました。「あら そうだったの。うちへ とまりにきたのね。それならこんやは とまっていっても いいけど、あしたは かえらないと だめよ。」モリーおばさんは、そう いいながら、はこのなかに あたたかい うさぎの ねどこをこしらえてやりました。
 つぎの あさはやく、モリーおばさんは、だいどころへ いって みました。「どう、よく ねむれた?」うさぎは、なんとも いいませんでした。そばへ よって いってみると、なんと! はこの なかには、うさぎは 一ぴきでなく、なんびきもいました。さて、モリーおばさんは どうしたでしょう。

●ある日突然、たくさんのうさぎのお世話をする事になってしまった、モリーおばさんのお話です。優しくてお世話好きのモリーおばさんが考えたこととは何でしょうか?最後のオチもクスッと笑ってしまいます。

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