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2年生の今月の本


すっぽんぽんのすけ ひかる石のひみつ タイトル すっぽんぽんのすけ ひかる石のひみつ
著者 もとした いづみ(作) 荒井 良二(絵)
出版社 すずき出版
 

 「おふろあがりは はだかが 一ばん!」かんたろうは そういいながら、おふろばから出てきました。すっぽんぽんの まるはだかです。「早くパンツをはきなさーい!」さっそく おかあさんに おこられました。「もう一年生になったのに。おにいちゃんたら はずかしいねえ。」「はずかちいねえ。」いもうとの かえでが かわいいこえで いいました。「かんたろう!どうして いつまでも はだかなの!」「だって ぼくのなまえ、"はだ かんたろう"。"は だ か"なんだもん。」そういって、かんたろうはソファから ぴょーんと とびおりました。「いいかげんにしなさいっ!」とうとう おかあさんのかみなりが おちました。
 つぎのあさ。かんたろうが、学校のもんを入ったときのことです。「わ!いたい!」しょうたが、だれかに つきとばされて ころびました。「だいじょうぶ?」かんたろうが手をさしのべると、「うん。ありがと。」しょうたは おき上がって、ひざの土を はらいました。つきとばしたのは、おなじクラスの ゆうまでした。一年生なのに、からだの大きさは四年生ぐらい。力もつよいのです。「ひどいなあ。でも、ゆうまって あんなやつだっけ?」かんたろうが ひろとに ききました。「さいきん、きゅうに らんぼうになったよね。」

●「こいつぁ、じけんのにおいが するぜ。」かんたろうは、裸になると「すっぽんぽんのすけ」に変身するのです!優しい子だったはずの ゆうまが乱暴になってしまった原因を突き止めるべく、かんたろうは立ち上がります。時代劇が大好きな かんたろうですが、話の展開も所々に時代劇を感じさせ、軽快に読み進められます。

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