トップページ > 読書案内 >  2年生の今月の本 > 2年生におすすめの本
 > おとなりどうし ソラくんレミくん

2年生の今月の本


おとなりどうし ソラくんレミくん タイトル おとなりどうし ソラくんレミくん
著者 石津 ちひろ(作) 高畠 那生(絵)
出版社 理論社
 

 ある日のことです。ぽかぽかのお日さまにさそわれて、ねこのソラくんは、おさんぽにでかけました。しばらく歩いて、「そろそろ帰ろうかな」と思っていたときのこと。どこからか、おいしそうなにおいがしてきました。はなをひくひくさせながら、ソラくんがあたりをきょろきょろ見回すと、なんと、道のまん中に、おいしそうなおさかながおちていたのです。ソラくんがいそいでちかづいていくと、べつのねこもササーっとかけよってきました。それは、となりのいえにすんでいる、なかよしのレミくんでした。ソラくんもレミくんも、そろっておなかがぺっこぺこ。ふたりとも、おさかながたべたくてたまりません。
 1ぴきしかないおさかなを前にして、ソラくんとレミくんがどうしようかなやんでいると、木の上から、カラスの声が聞こえてきました。「おふたりさん、よーく聞きな。けんかはぜったいにダメだよ。そうだなあ・・・。じゃんけんをしてかったほうが、そのさかなをたべればいいじゃないカァー!」
 それをきいた2ひきは、どちらがそのおさかなをたべるかをきめるために、じゃんけんをすることにしました。

●かわいらしい2匹の猫の日常を描いた、ほのぼのしたお話です。素朴なタッチの絵と相まって、温かくて優しい雰囲気の作品になっています。1冊の中に短編のお話が3話収録されていますから、読書が好きなお子さんはもちろんのこと、普段あまり本を読まないお子さんもどんどん読み進められるのではないでしょうか。

Page Top