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2年生の今月の本


しゅくだい 大なわとび タイトル しゅくだい 大なわとび
著者 福田 岩緒(作・絵)
出版社 PHP研究所
 

今日の朝の会でのことだった。みんなの前に立った先生が、「来月、クラスたいこうの大なわとびをすることになった。さっそく今日の体いくのじゅぎょうから、れんしゅうをはじめるぞ!」と言った。それを聞いたクラスのみんなは大もりあがりだ。
そして、体いくの時間がやってきた。男子と女子にわかれて、れんしゅうがはじまった。先生のふえのあいずで、まわっている大なわに一人ずつ入るのだが、うまく入れずにひっかかってしまう友達が何人かいた。そのたびにみんながわらい、さいしょはぼくもいっしょになってわらっていた。
ところが・・・、いざ自分のばんになってみると、なかなかとびこむタイミングがつかめない。「なにしてんだよ!早く入れよ!」クラスで一番強いたいちの大きな声が聞こえる。でも、ひっしで大なわを見つめれば見つめるほど、あせった気もちになってきて、なわのスピードがなんだかはやくなっていくような気がする。
「みんな、まってるんだぞ!もうどけよ!!」たいちのどなり声が聞こえたしゅんかん、ぼくはパニックのまま、大なわにつっこんでいって・・・聞こえてきたのは、みんなのわらい声だった。

●大縄跳びでリズムをつかんでタイミングよく飛び込むのは、思いのほか難しいもの。加えて、「もし自分が引っかかって縄を止めてしまったら・・・」と考え始めると、胸はドキドキしっぱなしです。読み進めるうちに、思わず主人公の男の子に自分を重ねてしまうかもしれませんよ。

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