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2年生の今月の本


ごきげんぶくろ タイトル ごきげんぶくろ
著者 赤羽 じゅんこ(作) 岡本 順(絵)
出版社 あかね書房
 

 かなは、友だちのみさきちゃんのいえに、はじめてあそびに行くことができて、とてもごきげんでした。みさきちゃんのいえのシマリスを見せてもらったり、きせかえにんぎょうあそびや、おかいものごっこをしたりしている間は、とてもたのしかったのです。
 ところが・・・、「おばけえあわせゲーム」をはじめると、ルールのことでけんかになってしまいました。みさきちゃんが、気にいらないカードをひくと、「今のなし。もう1かいやる」といって、なんかいもカードをめくろうとするからです。かなは「みさきちゃん、ずるい!」と言いましたが、みさきちゃんは「わたしのゲームだから、いいの!」と聞こうとしません。それでも「だれのゲームでも、ずるはいけないよ」と言うと、みさきちゃんは「じゃあ、もうわたしのゲームにさわらないで」と言うのです。おこったかなは、みさきちゃんのいえをとびだしてしまいました。
 プンプンおこりながらあるいていると、いつのまにか、しらないみちにまよいこんでしまいました。「どうやって帰ればいいの?どうしよう・・・」ふあんになってすすんでいくと、いっけんの古ぼけたおみせが見えてきました。

●些細なことがきっかけで仲良しの友達とケンカをしたり、思い通りにならなくて悔しい思いをしたりするのは、誰にでもあること。そのイライラを吸い取ってくれるのが、「ふきげんや」の「ごきげんぶくろ」です。さて、ケンカした二人はこの後どうなるのでしょうね。

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