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2年生の今月の本


妖怪いじわるひょうしき タイトル 妖怪いじわるひょうしき
著者 土屋 富士夫(作)
出版社 PHP研究所
 

ひでくんはおなかペコペコ。でも、うちへかえればだいこうぶつのカレーライスがまっていた。そこへ、ひょっこりひょうしきがかおを出した。「ぼうや、ずいぶんおいそぎのようだね。近道していきなよ」こっちこっちとてまねきするけれど、その道、たしか行き止まりのはず……。ところが、なぜかきょうは道がずっとつづいていて、うちのやねがちかくに見えた。「わーい たすかった、どうもありがとう」ひでくんはひょうしきにおれいをいって、その近道をすすんでいった。しかし、この近道、ただの近道ではなかった……。

●近道といわれた道をすすんで行くと、どんどん緑のしげみに覆われてきて、枝をかき分けないといけないほどの森に変身。さらに、動物注意の標識に、開かずの踏切、通行止め標識が行く手をじゃまします。せっかく急いで近道したのに、これではおかしな標識のせいで逆効果……!
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